お墓ディレクターが解説(お墓参りの作法)
- 2023.11.01
いつもお世話になっております。
本日はお墓参りの作法についてです。
と言っても、お墓参りに特別な作法はありません。
大切なのは、亡き人やご先祖さまに感謝し、手を合わせるという行為ですので、基本的な心得や手順は身につけておきたいものです。
- 服装は基本的に決まりはありませんが、あまり派手な色やスタイルは避けたほうがよいでしょう。
- 墓地に着いたら寺院墓地の場合は、先ず本堂のご本尊をお参りし、ご住職に挨拶します。
- お墓の掃除はお墓に向かい合掌礼拝してから行うようにします。掃除は水桶に汲んだ水などを使い、お墓の周囲なども含めてきれいにします。この時汚れが酷いからと言って、タワシや硬いスポンジで掃除をすると石を傷付けたり、ご先祖さまが痛がりますのでやめましょう。雑巾や素手でお掃除をしてあげます。酷い汚れが付着して取れない場合は、石材店でクリーニング依頼をすると見違えます。
- 掃除を終えたら花立てに水を入れ、花ばさみで長さやバランスを整えた花を飾り、お線香をたむけます。その際、お線香の火は口で吹き消すのではなく、手であおいで消すようにします。そしてお菓子などをお供えし、お墓の正面に向かい、竿石と同じか低い高さで、胸の前で手を合わせ、軽く目を閉じて頭を30度ほど傾け冥福を祈るとともに、感謝の気持ちや報告したいことなどを心の内で語りかけ合掌します。
- 合掌を終えるとお墓参りの手順としては一通り終わりです。花、線香以外のお供え物は、カラスなどに食い散らかされないよう必ず持ち帰るようにします。
一連の流れとしてはこのような感じですが、畏まって行かなくても、ご先祖さまに会いに行く、手を合わすだけでも供養です。
できるだけお墓参りには行きましょう。
きっとご先祖さまも喜びますよ。
遠方など、ありどうしても行けない方は、お墓参り代行等も弊社では対応可能ですのでご連絡下さい。